● 「トレードスタイルとレバレッジの秘密関係」
第30回目
トレードスタイルは、前回お話ししたように3つありましたね。
1:デイ・トレード
2:スイング・トレード
3:ポジション・トレード
の以上3つでしたね!
今回は、このトレードスタイルとレバレッジの関係を勉強しましょう。
1:デイトレードのレバレッジは、10~20倍。
超短期のデイトレードでは、数十銭の値動きで売買を繰り返す事になってきます。ですから、ある程度「レバレッジを高めに設定」しなくてはいけません。なぜならば取り引きを行う事で、手数料がかかるのですからそれ以上の為替利益が確定しないと損をしてしまうからです。
ときには、「10~20倍のレバレッジもあり」です!
運悪く相場が損失の方向に動いたとしても、デイトレーダーではほとんど相場に張り付いて取引きを行うものなので、すぐに対処できるからです。
張り付いて取引きを行わない時には、高いレバレッジをかけてはいけませんから,注意して下さい。
デイトレードのレバレッジと証拠金の関係は、0~30銭の為替差益を狙う!
1日のトレードで5000円の利益が欲しい時の例。
1ドル=100円 → 1ドル=100円25銭(=100.25円)
になった時に、5000円の利益を出すためには、
取引額 為替差益
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1ドル・・・・・・・・・・・・・・25銭
100ドル・・・・・・・・・・・・・・25円
1万ドル・・・・・・・・・・・・・2500円
2万ドル・・・・・・・・・・・・・5000円
つまり、5000円の利益を得るには2万ドルの取引であることが必要になります。
この時の証拠金とレバレッジの関係は、1ドル=100円の時、
2万ドルの取引になるので証拠金の関係は・・・・、
レバレッジ1倍:200万円 の証拠金が必要。
レバレッジ10倍:20万円 の証拠金が必要。
レバレッジ20倍:10万円 の証拠金が必要。
現実的な取引の範囲は、10~20倍。
つまり、レバレッジは10~20倍が適切になるのです。
ここまでは、宜しいでしょうか?
次は、スイングトレードです。
2:スイングトレードのレバレッジは、4~7倍。
スイングトレードではデイトレードと比べると、ある程度の大きな値動きの幅を狙っていきます。1回の取引で得られる利益も期待できますが、デイトレードとは違って常に相場に張り付いているわけではないので、「リスクを避けるために
レバレッジは抑えめ」にしておく必要があるのです。
また、値動きの幅が大きいということは、損失も大きくなる可能性があることなので、注意して下さい。 流通量の多いドル/円では値動きが時には10日で5~6円動く事もあります。もし、1万ドルの取引で5円動けば、為替差益は5万円になります。
つまり、スイングトレードでは、取引額にもよるのですが、5~10万円もの値幅を相手にして取引を行うのです。
そうなると、それに見合ったレバレッジを設定して、それに見合った証拠金を預けなければ、相場が損失の方向に動いた時にはすぐにロスカットレベルに達してしまうということなのです。
よって、多くのFX会社のロスカットレベルが20~50%で設定されている事を考えるとスイングトレードのレバレッジは4~7倍が目安になってくるのです。
スイングトレードのレバレッジと証拠金の関係は、
5~6円の為替差益を狙う!
10日間のトレードで1ドル=100円が1ドル=105円になった時に
10万円の利益を出すには・・・・、
目標:1日当り1万円
取引額 為替差益
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1ドル・・・・・・・・・・・・5円
100ドル・・・・・・・・・・・・500円
1万ドル・・・・・・・・・・・・5万円
2万ドル・・・・・・・・・・・・10万円
つまり、10万円の利益を上げるには2万ドルの取引が必要になる。
1ドル=100円の時、2万ドルの取引に必要な証拠金の関係は、
レバレッジ1倍:200万円 の証拠金が必要。
レバレッジ4倍:50万円 の証拠金が必要。
レバレッジ7倍:33.3万円 の証拠金が必要。
レバレッジ20倍:10万円 の証拠金が必要。
現実的な取引の範囲は・・・、
スイングトレードにおいては、レバレッジ4~7倍が適切になります。
なぜならば、為替相場が(+-)10万円と考えると、現実的な金額の範囲は、33,3万円~50万円の範囲のレバレッジ7~4倍になると考えるからです。
今回は、ここまで。
第30回のブログを読んで頂きありがとうございました。
次回も頑張って知識を、どんどん吸収していって下さいね。
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【編集後記】
次回は、「トレードスタイルとレバレッジの秘密関係の続き」をお伝えします。 少しずつ、全体がみえてきた人もいるかも知れませんね。引き続き、頑張って勉強しましょうね!
それでは、次回をお楽しみにして下さい。