● 「最低取引単位と最低必要証拠金」
第27回目
FXの魅力の1つとして、以前、少ない自己資金から始められるといいましたね。各通貨ペアには、最低取引単位というものが存在しています。
最低取引単位とは、1回で取引できる最低の通貨単位のことです。
最低取引単位は、多くのFX会社は1万通貨で設定している会社が多いのですが、
1千通貨単位に設定している会社もあります。
つまり、最低取引単位が1万通貨のところではドルなら1万ドル、ユーロなら1万ユーロから取引が可能という意味になります。
1万ドルの取引をするならば1ドル100円の時にはレバレッジ1倍で100万円必要なので、後は各社の最大レバレッジによって取引できる最低金額が決まります。
この取引するのに必要な最低の証拠金のことを、最低必要証拠金と呼びます。
仮にFX会社の最低取引単位が1万通貨、最大レバレッジが25倍ならドル/円の取引では1ドル100円の時は、最低必要証拠金は約4万円程度になります。
FXではこの最低必要証拠金で取引を始める事も可能です。
しかしそうなるとレバレッジをその会社が設定する最高のレバレッジで取引をすることになり、結果的にロスカットの危険性も増す事になるので注意が必要になります。
つまり、最低必要証拠金というのはあくまでも取引に必要な証拠金であって、取引するのに十分な証拠金ではないということです。
少ない金額から始められるというのは魅力的なんですが、預け入れる証拠金が少なくなるほど、ハイリスク・ハイリターンになる事を、覚えておいて下さい。
ここで、例題。
最低取引単位が1万通貨で、レバレッジが最大25倍まで認められているFX会社の場合いくら必要になるのか?
*最低取引単位が1万通貨=1万ドルから取引可能
*1ドル=100円の時、1万ドル=100万円
*レバレッジを最大の25倍にすると、100万円÷25=4万円
*この4万円が最低必要証拠金になり4万円以上ないと売買が出来ません。
*4万円はあくまでも、取引に最低必要な証拠金であり、資金が4万円でいいということはないので注意しましょう。
それから、今日はもう一つ勉強しましょう!
通貨の英語表記について・・・・。
各国の通貨をアルファベッド3文字で示したものを、
カレンシーコード(currency code)といいます。
JPY:日本国
USD:アメリカドル
EUR:ユーロ
GBP:イギリスドル
AUD:オーストラリアドル
NZD:ニュージーランドドル
CAD:カナダドル
CHF:スイスフラン
HKD:香港ドル
ZAR:南アフリカドル
SGD:シンガポールドル
CNY:中国(人民元)
TRL:トルコリラ
ISK:アイスランドクローナ
覚えておいて損なものはないので、なれながら覚えておきましょう。
今回は、ここまで。
第27回のブログを読んで頂きありがとうございました。
次回も頑張って知識をどんどん吸収していって下さいね。
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【編集後記】
次回は「相場の動く時間帯を知って取引をする」をお伝えします。
外国為替市場は24時間どこかしら市場が動いている話しを以前しましたが、取引時間帯によっては、取引量に大きな差が実はあります。
次回は、そのあたりのお話しをしますので、
楽しみにしていて下さいね!