No:024 「トレンドライン」

● 「トレンドライン」

第24回目

トレンドとは、ファッション誌などの、流行の意味がありますよね。あの、意味と一緒と考えて下さい。

それでは、FXで儲ける上で重要なことは、2つです。

1:安く買って高く売る
2:高く売って安く買う

この2つです。

1の安く買って高く売るには、値動きの上昇傾向をいち早くキャッチし早めに目をつけている通貨を買って、下がり始める前に売ることです。

2の高く売って安く買うには、値動きの下落傾向の初期に売って、下がりきったところで、買う。

これが、理想です!


ということは、FXで儲けを出すには、値動きが「上昇傾向」なのか「下落傾向」なのかを早く見極めることが大事になります。

そして、この値動きが「上昇傾向」の時を、「上昇トレンド」、「下降傾向」の時を、「下降トレンド」といいます。

上昇トレンドならば買いが流行っている意味、下降トレンドならば売りが流行っているという意味です。

つまり、流行に乗り遅れないようにすれば良いわけです。

でも、みんなが買っているから、売っているから、自分もそうしようと直ぐに決めないで下さい。

みんなに合わせていたら、大損することもありますので、過去からのデータを分析して現在のトレンドに照らし合わせこれから先を予測して売買するように、必ずして下さい。

それでは、トレンドラインの引き方を勉強しましょう!そして、簡単にトレンドを知る方法があります。

それは、トレンドラインを引くというものです。

上昇トレンドの時には、値動きをしているチャートのおもだった安値と安値を2つ以上選び、それを直線で結んで引いた線が、トレンドラインになります。

簡単ですよね!

つまり、この場合のトレンドラインは、チャート画面の波を下から支えるような直線になるため、「サポートライン」とも呼ばれます。また別名では、下値指持線(したねしじせん)とも呼ばれています。

下降トレンドの時は、おもだった高値と高値を直線で結び線を引きます。これは下降の波を上から押さえつけてるように見え「レジスタンスライン」と呼ばれています。

別名は上値抵抗線(うわねていこうせん)とも呼ばれます。

さて、トレンドラインが引けるようになるとトレンドラインで、売買シグナルを掴めるようになります。

例えばこんな状況です!


上昇トレンドの時の市場価格(レート)は一見、下落に転じると見せかけ、サポートラインに近づき、反発を繰り返すという動きをしながら上昇していきます。

しかし、あるとき市場価格がサポートラインを下に突き抜けて下降し始めます。

つまり下に抜けるとトレンドが転換し、下降トレンドに入るという事が分るのです。

これを、「サポート・ブレイク」といい、買いポジションを持っているのなら「すぐに決済」をし今から注文するのならば、「売り注文を出す」チャンスになります。

つまり、「売りのシグナル」と判断して売買の取引きを行って下さい。

 

次に下降トレンドの場合ですが、市場価格(レート)がレジスタンスラインを上に抜けたら、上昇トレンドに転換するサインでこれを「レジスタンス・ブレイク」と言いますが買い注文のチャンスが出たと判断し、「買いのシグナル」が出たと判断して下さい。

このように、トレンドラインを使った分析では、このブレイクする場所(ブレイク・ポイント)に注目すれば良いという事が重要になって来ます。


今回のまとめ
1:上昇トレンド→下降トレンド
市場価格(レート)がサポートラインを上から下に抜ける。

サポート・ブレイクになったので「売りのシグナル」。
買いポジションは、ここで決済すること。

売り注文はここからになる!


2:下降トレンド→上昇トレンド
市場価格(レート)がレジスタンスラインを、下から上に抜ける。
レジスタンス・ブレイクになったので、「買いのシグナル」。
売りポジションは、ここで決済して下さい。

買い注文は、ここからにして下さい。

今回は、ここまでにします!
 
第24回のブログを読んで頂きありがとうございました。次回も頑張って知識をどんどん吸収していって下さいね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】
 
次回は、「トレンドラインの続き」をお伝えします。ここまで、チャート画面の売買のタイミングのポイントをたくさん勉強してきましたね。

あと、もうちょっとで一通りの基礎の売買ポイントが終わります。頑張って、次回も、知識を吸収し相場の売買に生かして下さいね。