No:019 「ロウソク足の続き、その1」

 ● 「ロウソク足の続き、その1」

 第19回目

  
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このような形のものをローソク足(あし)といいます。 
    
このローソク足を表示しているチャートの事をローソク足チャートと呼びます。


ローソク足はその期間の単位ごとに

1:始値(はじめね):その期間の最初についた値段
2:終値(おわりね):その期間の最後の値段
3:高値(たかね):その期間中に1番高かった値段
4:安値(やすね):その期間中安かった値段


の4つから出来ています。



ローソク足は「分足(ふんあし)」「日足(ひあし)」週足(しゅうあし)」など一定の期間の値動きを示すもので、その期間の間に、どこからどこまで動いたかを見るだけならば、ローソクの柱の部分だけで始値と終値を見れば良いのですが、

 

 

ローソク足では、上下に伸びた「ヒゲ」:□の上下の縦棒(|)で高値と安値を示すことで、その時間の間にどの程度の値動きがあったのかを示しています。

 ですから、柱の部分が短いと値動きがないように見えますが、ヒゲが上下に長く伸びている時は、その時間の間の値動きが激しかった、つまり、取引量が多かった事を表わしています。

ここは、大事なポイントですから、良く理解して下さいね。



また、ローソク足(足)は陽線と陰線がありましたね。陽線はその通貨ペアの値段が上がっている時、陰線はその通貨ペアが下がっている時を表わしていましたね。

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  陽線  □ 
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四角いボックスを柱とし、柱の上面が終値(おわりね)で、上面のヒゲを「上ヒゲ」。
上ヒゲの棒の天辺が高値(たかね)になります。


柱の底辺が始値(はじめね)で、下面のヒゲを「下ヒゲ」といいます。下ヒゲの棒の最下位の棒先が、安値(やすね)になります。

この表示は、期間中価格の上下はあるが、最終的には価格が上昇した事を示しています。


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  陰線  ■  
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四角いボックスを柱とし、柱の上面が始値(はじめね)で上面のヒゲを「上ヒゲ」。
上ヒゲの棒の天辺が、高値(たかね)になります。

柱の下面のヒゲを「下ヒゲ」といいます。下ヒゲの1番したの先が安値(やすね)になります。

この表示は期間中価格の上下はあるが、最終的には、下落した事を表わしています。




ローソク足は時間軸のとり方で、月足チャート、週足チャート、日足チャートなど色々な種類があります。

長期投資には月チャートが、半年以内の中長期投資は週チャートが、1ヶ月以内の短期投資には日足チャートが、1日に何度も売買取引を行うようなデイトレイダーなら、1時間足、5分足といったように、それぞれの投資スタンスにあわせて、チャートを使い分けます。

例えば、日足チャートでの場合

仮に下落トレンドの時に、下にヒゲの長い陽線のローソク足が出ると、このローソク足を下影陽線といい、これは、今まで下落トレンドだった相場が上昇トレンドに転じる可能性がある事を意味しています。

なぜならば、下にヒゲが長いということは、その日は売りが強く、一時、かなりの安値をつけていた事がわかります。


それまでの、強い売り傾向を振り切って、最終的には終値が始値よりも高い陽線になっているのを見ると、これは今までの下落トレンドから脱する可能性があると読み取る事ができるからです。

つまり、これから上昇する可能性が高いので、「買いのシグナル」といえるのです。


同様に、逆もあります。

上昇トレンドだった時に、上にヒゲが長い、上影陰線のローソク足が出ると、これは、上にヒゲが長いので、買い傾向が強かった事を表わしています。

しかし、最終的には始値より終値の方が安い、陰線となっているので、最終的には、売り傾向の方が強い状況で終わった事を意味しています。



つまり、これは今までの上昇トレンドが終わり、下落に転じる1つのサイン「売りのシグナル」といえるのです。

このように、ローソク足の形を見るだけでも、次の動きを予測する事がある程度可能なのです。

ローソク足はチャートを使ったテクニカル分析の基本中の基本といえるので、良く復習して下さいね。


前にGMO外貨exのお話しをしましたが、デモ用の為替レートのチャートを自分の目で、是非見て、ロウソク足を観察してみてくださいね。

それから、FXの会社の申し込みもして下さいね。

口座を作って持っていても、料金はかかりませんので、いつでも、FXの使用が可能な状態にしておいて下さいね。


気が向かない方は、デモ用のFXで取引をしても良いと思いますのでロウソク足チャートを確認して分析してみましょう。

デモ用は、パソコンですぐに、使えるようになりますので、

 

1度、どんな感じなのか体験しておくと良いと思います。

FXの口座が出来るまでは、このデモ用で十分練習ができますので、また、チャート分析も勉強できて、一石二鳥ですね。


今回は、ここまでです!

 
【編集後記】

本日は、「ロウソク足の続き、その1」についてお話ししました。
 

次回は、「ロウソク足の続き、その2」をお伝えします。

まずは、1つでも、チャートが見られるように勉強したいので、基本のロウソク足について、もう少し一緒に勉強しましょう。

ローソク足が示すサインで、予測がつくのなら、覚えない手はありませんからね!

それでは、次回も頑張ってFXについて勉強しましょうね!