No:018 「注文の前の相場のチェック」

● 「注文の前の相場のチェック」

第18回目
前回の通貨ペアは決まったでしょうか?

始のうちは、ドルと円つまり、ドル/円にしましょう。

次は、「いつ買うか・いつ売るか」の見極めだけです。


この売買のタイミングを見極めるのに、欠かせないものが

「チャート」になります。



チャートは、「ローソク足チャート」が一般的に使われています。

ローソク足チャートは、いくつかに分類できます。



1:分足(ふんあし):分単位でのローソク足が見られる。
2:日足(ひあし) :1日あたりのローソク足がみられる。
3:週足(しゅうあし):1週間ごとのローソク足がみられる。

などに分類できます。  


そしてこのチャートを分析して、注文のタイミングなどを出すやり方を「テクニカル分析」といいます。


このテクニカル分析こそ、FXの取引においては、1番重要な部分になるのです。

全ての投資家は、チャートを見ながら、最も利益が得られるタイミングを探っているからです。


一種のテクニックなので詳しい説明は、後で話します。


さてポイントとしては、チャートを見て自分が良いと判断したら、売買注文を出すことです。

   
  
注文には、6つありましたね!


1:成行注文(なりゆきちゅうもん)
2:指値注文(さしねちゅうもん)
3:逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
4:IFD注文(イフダン注文)
5:OCO注文(オーシーオー注文)
6:IFO注文(アイエフオー注文) 

です。覚えていましたか?



また、注文前に気をつけて欲しいのは、

1*売買注文は焦らず迅速に。
2*ポジションを持っているときの心理状態。
3*決済注文を出して利益確定。

まずは、この3つの流れと、その時の心理状況はどのようなものになるのかそれを知っておいてから、注文を出しましょう!


1*売買注文は焦らず迅速に。

注文の操作事態は、それほど難しいことはありません。ただし、注意があるとすれば、それは・・入力ミス。


特に成行注文では、すぐに約定(やくじょう)しますので、「早く約定させたい」気持ちが一杯で、焦りがでます。

私も、焦らないように気をつけているぐらいですから・・。
注文は、焦らず、慌てず、でも迅速に! これが基本です。


2*ポジションを持っている時の心理状態。

売買注文が約定(決定する事)して、決済を行っていない状態の事を「ポジションを持つ」といいます。


ポジションを保有している時の心理状態は普通の心理状態とは大事なお金がこれから増えるか? 減るか? という状態なので、冷静になれないものなので、注意しましょう。

  

3*決済注文を出して利益確定

あなたの思惑通りに相場が動き利益が出たとします。しかし、あなたが決済しなければ、あくまでも机上の空論で終わってしまいます。何はともあれ、決済して初めて利益が確定しますので、お金をほっぽておかずに、さっさと利益が出ましたら、決済して下さい。


いつまでも、ポジションを持っていると、お金が目減りしますので、注意が必要ですよ=!


さて、テクニカル分析の一つ、ロウソク足チャートについてです。

 

ローソク足は4本値(始値・終値・高値・安値)で形成されています。


1:始値より終値が高い場合は陽線と呼び、白抜きの四角形で表示。
2:始値より終値が低い場合は陰線と呼び、黒く塗りつぶされた四角形で表示。

 
白いボックスのローソク足: □ 陽線:底辺が始値、上辺が終値の意味を表わす。


黒いボックスのローソク足: ■ 陰線:底辺が終値、上辺が始値の意味を表わす。


そして、この陽線(白い□)、陰線(黒い■)に「ひげ」と呼ばれる棒が上だけ、下だけ、あるいは上下一緒に、くっ付いて表示されている事があります。


これは、為替の相場の取引の強さを表わしています。


□(陽線)や■(陰線)が、縦長に長い時は取引の始めの値段よりずっと値段の幅があった事を意味しています。

逆に陽線(□)や陰線(■)が縦方向に短い時は、取引を始めた値段と、取引が終わった値段の動きが、あまりなかった事を意味しています。



これだけでも、ロウソク足のチャートを1つ見られるようになりました。

 

今日は、ロウソク足の基本の見方だけを、勉強しました。

ロウソク足は、まだまだ、色々な表示をしたりしますが、まずは、今日の陽線、陰線の意味を良く理解してください。

ここが分らないと、先に進めませんので、必ず覚えてくださいね。


それから、陽線は白いボックスで表示されますが、なかには、赤で表示をし、真っ赤な四角形のボックスで陽線を表わす事もありますので、知っていてください。


次回もロウソク足の続きをお話しします。


少しずつですが、1番大事な部分なので、少し時間をかけて、チャートの見方の基本を覚えて頂きます。

頑張りましょう!

 

 
【編集後記】

本日は、「注文の前の相場のチェック」についてお話ししました。
 
相場のチェックにあたっては、チャート分析が1つは出来ないといけません。

まずは昔からある、日本の文化の1つでもある、優れたロウソク足について少しだけ、勉強しました。 ロウソク足が使えるようになれば、株の取引のチャートも読めるようになりますので、しばらくは、ロウソク足の勉強を一緒にしたいと思っています。

 次回は、「ロウソク足の続き、その1」をお伝えします。


それでは、次回も頑張ってFXについて勉強しましょうね!

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