● 「移動平均線:その2」
第23回目
今日は長期の移動平均線を使った売買パターンのお話をします。
長期の移動平均線である200日線を用いて、過去の値動きのパターンから今の市場価格の値動きを予測するという方法があるのです。
これは米国のアナリスト、J・E・グランビルが編み出した分析方法で、「グランビルの法則」と呼ばれています。
これは、移動平均線と市場価格の位置関係から4つの売りと、4つの買いシグナルの全部で8つのシグナルを読み取る方法です。
グランビルの法則
「4つの、買いのシグナル」
1:市場価格が、上昇する移動平均線を上から下に抜けたとき。
2:市場価格が、下降もしくは横ばいに推移する移動平均線を下から上に抜けたとき。
3:市場価格が上昇する移動平均線に上から近づき、触れずに反発したとき。
4:市場価格が、下降している移動平均線を大幅に下回ったとき。
「4つの、売りのシグナル」
1:市場価格が、下降もしくは横ばいに推移する移動平均線を上から下に抜けたとき。
2:市場価格が下降する移動平均線を下から上に抜けたとき。
3:市場価格が、下降する移動平均線に下から近づき、触れずに反発したとき。
4:市場価格が、上昇している移動平均線を大幅に上回ったとき。
以上8つのパターンで、相場の売買はできます。
現段階では、このようなものもあるという事だけでも、知って下さいね。
大分、知識が多くなってきましたので、今までに勉強した事を確認してみますと、
現在は下の、4と6、の部分を勉強しています。
「 FXの取引の流れ 」
1:FX会社と契約してFX口座を開設
2:FX口座に証拠金を入金
3:取引きする通貨ペアを決める
4:相場の動きを見る
5:売買注文を出す
6:相場の動きを見る
7:決済注文を出す
8:FX口座に取引による差益が反映される
FXの売買取引きは、6つありましたね!
済 1:成行注文(なりゆきちゅうもん)
済 2:指値注文(さしねちゅうもん)
済 3:逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
済 4:IFD注文(イフダン注文)
済 5:OCO注文(オーシーオー注文)
済 6:IFO注文(イフダンオーシーオー注文)
です。
FXの特徴は、
1:外貨の「買い」と「売り」のどちらからでもFXは売買できる。つまり、円高・円安どちらの状況でも対応可能。
2:外貨預金や外貨MMFでは、売りから始められない。買い取引のみなので、円安にならなければ、儲けが出ない。
でしたね。
ローソク足の意味や、読み方は?
ローソク足は4本値(始値・終値・高値・安値)で形成されている。
1:始値より終値が高い場合は陽線と呼び、白抜きの四角形で表示。
2:始値より終値が低い場合は陰線と呼び、黒く塗りつぶされた四角形で表示。
白いボックスのローソク足: □ 陽線:底辺が始値、上辺が終値の意味を表わす。
黒いボックスのローソク足: ■ 陰線:底辺が終値、上辺が始値の意味を表わす。
□(陽線)や■(陰線)が、縦長に長い時は、取引の始めの値段よりずっと値段の幅があった事を、意味しています。
逆に陽線(□)や陰線(■)が縦方向に短い時は、取引を始めた値段と、取引が終わった値段の動きが、あまりなかった事を意味しています。
□ このような形のものをローソク足(あし)といいます。
このローソク足を表示しているチャートの事をローソク足チャートと呼びます。
ローソク足はその期間の単位ごとに
1:始値(はじめね):その期間の最初についた値段
2:終値(おわりね):その期間の最後の値段
3:高値(たかね):その期間中に1番高かった値段
4:安値(やすね):その期間中安かった値段
|
陽線 □
|
四角いボックスを柱とし、柱の上面が終値(おわりね)で、上面のヒゲを「上ヒゲ」。
上ヒゲの棒の天辺が高値(たかね)になります。
柱の底辺が始値(はじめね)で、下面のヒゲを「下ヒゲ」といいます。
下降トレンド時に下影陽線が出たとき
/\
\
\/\ ||
\|□
■|
||
||←下ヒゲが長い(下影陽線):売りが強い。
トレンドが弱まり、陰線から陽線になった。
↓
つまり、陰線の売りの強さより、買いが勝った。
↓
反騰(はんどう)の可能性
↓
買いのシグナルが出た!
上昇トレンド時に上影陰線が出たとき
||←上ヒゲが長い(上影陰線):買いが強い
□|
/|■
/\/ |
/
上昇トレンドが弱まって陰線になった
↓
最終的に買いより売りが勝った
↓
反落の可能性
↓
売りのシグナルが出た!
1:市場価格:レート(ローソク足)が移動平均線を下→上に抜けた時は「買いのシグナル」。
2:市場価格(ローソク足)が移動平均線を上→下に抜けた時は「売りのシグナル」。
でしたね。
また、移動平均線を2本用いたチャートの見方は?
短期の21日移動平均線に中期の89日移動平均線を重ねて表示させて見ると、89日の移動平均線を21日移動平均線が下から上に突き抜ける、部分が出てきます。
これを、「ゴールデンクロス」といい、「買いのシグナル」を表わしています。
逆に、短期線が中期線を上から下に突き抜けた場合は、「デッドクロス」といい、これは、「売りのシグナル」と判断します。
でしたね。
これに、今日、話した「グランビルの法則」 でしたね。
ここまでは、大丈夫ですか?
次回は、「トレンドライン」について勉強します。第23回のブログを読んで頂きありがとうございました。次回も頑張って知識を、どんどん吸収していって下さいね。
今回は、ここまでにします!
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【編集後記】
次回は、「トレンドライン」をお伝えします。
1番簡単で、分かりやすいので、次回もお楽しみにして下さいね。
今は、FXのチャート画面を開いた時に、どうしたら良いのかの知識勉強に当たります。 難しい言葉や知らない事だらけでしょうが、ここを乗り越えて欲しいと思っています。
ここさえ、知識がつけば、FXのほぼ7割り方は制覇したも同然です。短い文章に秘められた、言葉の意味をじっくり考えて、見つめなおして頂ければ嬉しいです。